CASE STUDY事例レポート

広報・集客

伝統の店×学生マーケティング ~これからも愛され続ける店になるため~

松葉寿司(飲食店)

【企業説明】

今年で創業八十年、熟練の職人の手による地域密着の寿司店舗、宅配事業。

職人の技を活かし、味と心を守りながら、先代の仕事を兄弟二人で受け継ぐ会社。

今までのやり方では、現在を生き抜くことは難しい。時代とともに変化し、お客様のために松葉寿司を残し続けるには、、、

 

 

 

【担当者】

 主担当 専務取締役 岡本 剛志様

 

 

【インターン学生】

・総合政策学部1年生 3名

 

 

 

 

受入れの理由

 

 

会社組織を整える一環として、今まであまり手を付けてこなかった〝マーケティング″という部分を、外部から来た人の力を借りて、自分たちも一緒になって学び、取り組んでいきたい。

 

 

 

 

 

 

ミッション

 

 

  1. アンケート調査(街頭、来店、配達時)→ 販促案の作成
  2. 現場把握
  3. 新メニュー開発

 

 

 

 

達成した成果

 

・アンケート調査  計171件回収

来店…味、提供時間、接客、サービスについてのアンケート                                    

配達時…利用回数、注文したメニュー、味、お届け時間、接客     

街頭…弊社のブランド力、知名度調査

 

 →〝特別な機・会″にご利用いただいているというお客様の気持ちを再確認

 

 

・新メニュー開発というメッセージが込められた商品

【結】(ゆい):お客様と松葉寿司を“結ぶ”、これからもインターン生が季節ごとにメニューの中身を変えていくことで、季節を”結び”,インターン生と松葉寿司を“結ぶ”というメッセージが込められた商品

 

 

・アンケート結果をもとにした販促案

 外観の変更、クーポン付チラシの配布拡大、体験教室の実施、座敷のPRを強化、子どもが楽しめる空間つくり

 

 

 

 

 

社内への影響

 

 

学生の笑顔でとにかく社内が明るくなった。一生懸命に仕事に取り組む学生の姿を見て、自分たちも頑張らないと、と思えた。従業員には、インターン生にとっては〝お手本″であるという意識をもって働いてもらうことで、社長と従業員の意識の違いを埋めることができた。

 

 

 

 

 

社長の想い

 

お寿司といえば、「くるくるまわる回転寿司」と言われる時代。

格安で、しかも機械が握った寿司は、提供の時間も早く、コストパフォーマンスも良い。

しかし、この店は熟練の職人の技と心がこもった寿司を、かけがえのない時間を過ごしに来てくださるお客様に提供することができる。今年で創業八十年を迎える松葉寿司は、熟練の職人の技、そして味と心を大切にしてきました。「味」は伝統、「心」は精神。そうした寿司作りの精神で、松葉寿司は日本の伝統を残していくことを心掛けています。長年利用してくださっているお客様のためにも、この店を長く続けていきたい。そのためには、変化する時代にあった、「心」の部分を常に変化させていく必要があると考えている。

 

 

 

 

 

 

学生の声

 

 

論理的に考え、主体的に行動する。】

 

 

関西学院大学 総合政策学部 1年生 上口 紗弥さん

 

 

春休みに何かできないかなと想い、フラッと受入れ企業様とのマッチング会に参加。そこで岡本社長のプレゼンに最も印象付けられ、“お寿司屋さんでのマーケティング”に興味をもちインターンに参加。インターンの目的は、「自分を成長させて、理想の自分になるため」。目標は、「論理的に考え、主体的に動くこと」。インターン期間中に、難しいと感じたことは、“論理的に考えること”だった。社長や専務の前で行ったアンケート調査の報告において、結果だけを並べてプレゼンをしてしまい、求められていたのは、その結果を分析し、次につなげられる、ストーリー性のあるものだったと気づいた。インターンを通して社会に触れ、実感したことは、「時間の厳しさ、大人の凄さ」。なにをするにつけても、考えは論理的だし、自分たち以上のアイデアが返ってくる。インターンではこうしたことを実感して学ぶことができたので、これからは、自分の思ったことをすぐ言うのではなく、いったん頭で考え、周りの意見も聞いて総合的に判断して、物事を言えるようにしたい。   

 

 

 

【社長の熱い心に惹かれて、、、】

 

 

関西学院大学 総合政策学部 1年生 加茂 友梨奈さん

 

 

何かやりたい!と思っていたけど、思い切って何かをする要素がなくて、偶然友達に誘われて、インターンの説明会に参加。海外へ行くことも考えていたが、何かをする第一歩にはインターンがちょうどいいのではないかと考えインターンを決断。その後マッチング会で時間が余ったので松葉寿司のブースへ。そこで岡本社長の人柄やキラキラした姿に一気に惹かれた。コーディネーターの方から他の企業も勧められたが、ビビッときたところがいいと思うから!と自分の意を貫き松葉寿司に来ることに決めた。インターンの目的は、「相手の立場に立って考え、そのうえで主体性をもって動く」「自分の軸となる考え方をもって、色んな人の意見に柔軟に対応する」。目標は、「疑問を持てるように毎日行動する。全てのことに好奇心を持つ」。大学生活において、自主性はあると感じていたが、主体性がないことに不安があった。言われる前に何が求められるかを考え、周りの状況を察知して、行動するという意味で、目的を決めた。自分から発言することもそのうちの一つ。ハンズオンで行われた研修は、毎回話しやすい環境が整えられていたので、すごく発言しやすかった。また日報を書く習慣のおかげで、日々よく考えるようになった。インターン中、最も難しかったのが、発想力がなくて新商品の案がなかなか自分たちの思い通りにいかなかったこと。提案した案が色んなものをついて返ってくる。そうした経験からもっと大学生のうちに色々なモノを見たり、本を読んで知識を付けたりしなければならないと感じた。

 

 

 

【色々なモノへのイメージの変化】

 

 

関西学院大学 総合政策学部 1年生 前田 陽楠子さん

 

 

元々は、長期インターンシップに興味があったけれど、長期はいつでもできると思いハンズオンのインターンシップを決意。マーケティングに興味があったが、マーケティングといえば数字ばかりだと思っていたから難しそうで諦めかけていた。しかしコーディネーターの方に、アンケート調査をするっていうのもマーケティングの一つであることを教えて頂き、やはり興味のあった松葉寿司に来ることに決めた。インターンの目的は、「自分に自信をつける」。目標は、「話し合いの場で、自分から意見を言うこと」。松葉寿司に来た他のインターン生二人も意識が高くて、それぞれがしっかりと意見を持っている。自分から意見を言うことはもちろん、他の人と意見をまとめることの大切さも学ぶことができた。インターンを通して社会に触れ感じたことは、会社の組織は堅苦しいものだという偏見から脱却できたこと。意外と社員と幹部の距離が近く、普段自分がする、指示されたことをしているバイトでの働き方とは違うことを実感した。

インターンでは、経験豊富な経営者の方々からたくさんアドバイスを頂くことができた。こうしたことは、社会で働くことになれば必ず言われることだと思う。それを1年生のうちに気づかせてもらえたのはすごく良い経験になったと感じている。

 

 

 

 

 

さいごに

 

「幸せの循環」と「ありがとう」という言葉を非常に大切にしておられる代表。

やりたいことを我慢して働いてくれる従業員さんありがとう。働かせてくれてありがとう。

こうした広い心は、インターン生受入れに対する想いにも表れていました。

 

 

インターン生を受入れるときこんな想いがあったのだとか・・・

 

・忙しいときに入ってもらって学生に割く時間はあるのかな

・学生が6週間を有意義に過ごせるのだろうか

・良い社会人の先輩、手本になれるだろうか

・大人のドロドロしたところは見せたくな

 

 

その中実際、インターンをしている私(ライター)が一番驚いたのは、

「インターン生には別にこの店に何か残してもらわんでもいい」という言葉。

 

 

学生からすると、「自分たちが今持てる力を振り絞って、この6週間で、この会社になにか爪痕をのこすぞ」と思うのが普通というか、よくある考え。そうした活動の中で、社会というものを学び、経験して今後の活動に活かそうとするのが常道だと思っていた。

でも岡本代表は、

「思い出を残したらいい。」とおっしゃるのです。

代表は「苦労してやったという経験を持って帰ってほしい、それができたら大成功や」

「この6週間でなにかを形にし、思い出としてそれを持って帰ってもらってもらえたらいい」

「6週間やそこらで人は成長せーへん。でもこの6週間の経験は彼女たちの無意識のどこかに入ってる。それをいつか、障害にぶつかったときに思い出してもらえたらいい。」とおっしゃっていました。

 

 

私自身がインターン生ですので、こうした熱い想いを持った経営者様のお話や、インターン生の想いを聞くと、また違った目線でインターンというものを見させていただいてる気分になります。どの会社へ行っても、毎回たくさんのことを学んで、胸いっぱいの気持ちになって帰社します。その中でも、松葉寿司様は、先代の仕事を仲の良い兄弟二人で受け継ぎ、営まれている分、私には“心”というものと、長年にわたって築いたその“味”によって生み出される、人に対する“愛”が、より一層、目に見えるかのようにひしひしと伝わってきました。インターン生にもこの精神が心の奥底に刻まれ、将来また思い返すことができればいいなと思います。

日本の伝統を守り、また時代の変化に合わせて試行錯誤を重ねておられます松葉寿司様!インタビューのご協力ありがとうございました!

 

 

 

あま・ひと・みがき・プラットフォーム 

インターンシップ生 

関西学院大学 総合政策学部 1年生

市原 佑香

 

実際に行われたインターンの概略

1週目

 現場把握(ホールスタッフ、配達、盛り付け)

 

2週目

 現場把握(ホールスタッフ、配達、盛り付け)、アンケート作成

 

3週目

 アンケート実施、新メニュー開発

 

4週目

 新メニュー開発、アンケート

 

5週目

 新メニュー開発、アンケート結果まとめ

 

6週目

 アンケート分析、販促案作成、新メニュー改良

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